大人になっても歯列矯正は可能?大人の歯列矯正治療についての治療費や歯列矯正おすすめ書籍の情報も。
「大人が歯列矯正?子供の歯列矯正は結構聞くけど」と思う人も多いですが、成人になってからの大人の歯列矯正は決して珍しい事ではありません。歯列矯正をしていると言われる芸能人もいます。
大人の芸能人で歯列矯正をしていると言われているのは、華原朋美さんや篠原ともえさん、酒井彩名さんなどです。マラソンの土佐礼子選手も大人になってから歯列矯正をしてますね。
成人になっても歯列矯正をする人は、このように意外と多いのです。大人になって歯列矯正することが増えた背景としては、美容と健康に対する社会的な意識の高まりがあります。以前に比べて、見た目の大切さを重視する流れになってきたことや、咬み合わせが悪いと健康に影響がある、と言うことら認知されてきたためと思われます。
大人の歯列矯正が増えた背景としてはもう一つ、矯正器具の発達によって審美性(見た目の美しさ)が増して、以前のような「いかにも矯正しています」という矯正装置では無くなってきたことも大きな要素と言えます。
大人の歯列矯正のメリットとしては、子供の歯列矯正よりも治療効果が確実という声もあります。その理由は、大人の歯列矯正は親の指示ではなく自分の意思で行うため目的意識が高く、真面目に取り組むためです。
歯列矯正(矯正歯科による場合)の治療中は、歯に器具を装着しておかなければならないので、子供だと「格好悪い」といって嫌がったり、治療期間が長期にわたるので途中で飽きてしまったりするからです。
大人の歯列矯正と子供の歯列矯正で、費用と期間に違いはあるのでしょうか。
大人でも子供でも、歯列矯正の治療費は、通常は健康保険適用外の自費診療です。税金に関しての話では、確定申告の際に医療費控除を適用できます(美容目的の治療費は除きます)。
歯列矯正費用は、大学病院や矯正歯科専門医(開業医)などによって料金の高低はあります。
矯正歯科による治療の場合を例に取ると、大人・子供ともに歯列矯正の料金の目安としては、歯列矯正に入る前の初診料・検査料・診断料が5万〜10万円、矯正治療費が55万〜85万円、調整料(毎回の診療費)が2千円〜6千円×受診回数となります。
なお、大人の歯列矯正の場合は子供の歯列矯正に比べて治療期間が長くなるので、調整料が多くかかります。ちなみに歯列矯正の値段は、矯正歯科専門の開業医の方が、大学病院に比べて若干安い傾向があるようです。
大人の歯列矯正の期間は、マルチブラケット装置による歯列矯正であれば、早くて一年ほど(部分的な歯列矯正の場合)、通常は二年半から三年ほどかかります。歯並びの状態によっては、さらに数年かかる場合もあります。
一般的に、大人の歯列矯正は、子供の歯列矯正に比べて期間が長くなりますが、その理由は、成人は骨格が既に固まってしまっているので、小児に比べて歯が動くのに時間がかかるからです。
矯正歯科による大人の歯列矯正は、通常、マルチブラケットと呼ばれる歯列矯正用の器具を使用します。マルチブラケットは、小児の歯列矯正でも使用します。
このマルチブラケットは、施術後しばらく歯がうずく場合もあります。歯の表面に銀色のワイヤーを通す、よく見かける歯列矯正器具です。
最近、このマルチブラケットのブラケット部分をピンクやイエローなどにカラーリングして、矯正器具を隠すのではなく、逆にオシャレとして楽しんでいる人も見られます。
マルチブラケットではワイヤーやブラケットが目立つので嫌、と言う人には、クリアライナーという透明のマウスピースや、舌側矯正(歯の裏側にワイヤーを通す)という歯列矯正の治療法もあります。大人に限りません。子供でも可能です。
ところで、当サイトでは、歯に矯正装置を装着して、歯を動かすことによって噛み合せと歯並びを整える「矯正歯科」を中心に記載していますが、それ以外にも歯列矯正の治療には「インプラント」や「審美歯科」といったものがあります。
インプラントというのは、歯がなくなってしまった場所の顎の骨の中に、歯根となるチタン製の人口装置を埋め込み、その上に人工の歯をかぶせる治療を指し、少し痛みがあります。
また、審美歯科とは、自前の歯を削って差し歯にして歯並びを整えたり、自前の歯の上にセラミックなどの人口の歯をかぶせて、綺麗な歯並びや、白い美しい歯に見えるようにする治療を指します。
このように見ると、矯正歯科とそれ以外の治療法(インプラントや審美歯科)との違いがわかると思います。つまり、自分の歯の位置を動かして正しい噛み合せと歯並びを整えるのか、歯は動かさずに人口の歯を利用して整えるかに大別することができます。
話は戻りますが、矯正歯科の治療については、デーモンシステムを使用しての歯列矯正もだんだん増えてきました(小児でも行います)。デーモンは、見た目は普通のマルチブラケットとあまり変わりませんが、今までの矯正装置よりもより優しく歯を移動出来るので、痛みも少なく早く治療が終了できる傾向にあります。
なお、矯正歯科による歯列矯正の最終段階になると、リテーナーという器具で、矯正して整えた歯列が元に戻らないように保定します。リテーナーは着脱可能なので食事の際には外すことが多いのですが、食事の後についはめ忘れたり、煩わくて装着しなくなってしまう人もいます。
リテーナーをきちんと嵌めておかないと、せっかく費用と時間をかけて苦労して揃えた歯が元の位置に戻ろうとして動いてしまい、歯並びが悪くなってしまいます。
歯列矯正にあたっては、歯を収める隙間を作るために、歯を数本抜いて(虫歯などではない健康な歯でも抜いてしまいます)、そこに残った歯を収めて歯並びを整えていく方法が普通に行われています。
しかし最近では「歯を抜かない歯列矯正法」で施術してくれる歯科医院も増えてきました。
歯を抜かない歯列矯正法は「早く治って、体にもやさしい矯正法」として注目されています。
ここでは、歯を抜かない最新の矯正治療法や、歯列矯正の常識非常識、知っておいたほうがいいことについて解説された本をピックアップしています。抜歯したくない人、歯列矯正に失敗したくない人は読んでおきたい書籍です。